【サウナハット選び方ガイド】 <効果・特徴>5つの生地素材を徹底解説!
そろそろサウナハットを買おう!と思っても、なかなか一歩を踏み出せないでいる人は多いと思います。
何故なら今まで持っていなくてもサウナを楽しめていたわけだから、「別に無くても困らない。」と思ってしまうからです。
自分もそうでした。
ですがサウナをより快適に安全に楽しめて、高温のサウナから大切な髪や頭皮も守ることもできる重要なアイテムであると知れば、必要性を感じてくるはずです。
そして今や、色々なタイプのサウナハットが発売されていて、何を基準に選んでいいのかわからないと思います。
当記事では、サウナハットの効果や主要5つの生地素材の特徴、おすすめのサウナハットや洗濯方法も解説!
自分に最適なサウナハット選ぶにはかかせない情報となっております。
買って後悔しないサウナハットを見つけてサウナライフを充実させましょう!
サウナハットは今や必需品 !?効果を解説
サウナハットをかぶっている人を多く見るようになってきました。市民権を得たと言っても過言ではありません。
自分は思ってる以上に必要性を感じ、サウナハットを忘れてきてしまった日にはサウナの楽しさが半減してしまうぐらいです。
まずは、具体的にどのような効果があるのか理解しておきましょう。
サウナの熱から髪のダメージを防ぐ効果
髪は100℃ぐらいの高温にさらされると、熱変性により髪のタンパク質や保湿成分が破壊され、髪が乾燥し、パサつきや傷みが生じることがあります。髪がドライヤーの熱で受けるダメージと一緒です。
サウナハットをかぶることで高温に直接髪がさらされるのを防いでくれます。
また、サウナ室へ入る時は、髪はよく拭いてから入る方がダメージを軽減できます。
髪は水分を含んだ状態で熱すると傷みやすいです。サウナの熱で髪の水分が急速に蒸発し、それと共に髪のタンパク質や保湿成分が失われやすくなるからです。
サウナハットによっては通気性や吸湿性の高いものもあり、水や汗による湿度が調節され、ダメージを軽減してくれることも予想されます。
サウナの熱から頭皮の乾燥を防ぐ効果
高温のサウナで汗をかくと、汗や皮脂が頭皮に残り、毛穴を詰まらせる可能性があります。これにより、毛穴の通気性が低下し、頭皮の環境が悪化します。
また、水分が急速に蒸発し、頭皮が乾燥すると、かゆみやフケ、抜け毛の原因となることがあります。
サウナハットをかぶることで頭皮を熱や蒸気からの直接的な刺激を緩和し、頭皮の過熱や乾燥を防ぐことができます。
サウナハットによっては通気性や吸湿性の高いものもあり、頭皮周辺の湿度を調節し、過度な乾燥を防ぎ、頭皮のダメージを軽減してくれることが予想されます。
のぼせ防止の効果
サウナに入っているとわかると思いますが、高い位置に座るほど温度が高いです。頭部は体の一番高い位置にあるので最も高温にさらされます。
のぼせの原因は血圧の急激な変化です。高温による血圧の変化によって脳に十分な血液が行き渡らなくなることで、立ちくらみや、のぼせといった症状が現れます。
サウナハットをかぶり高温から脳を守ることで血圧の急激な変化を抑え、のぼせにくくなり、体全体がしっかり温まるまで入っていられやすくなります。
強烈なロウリュから身を守る防具として
最近ではオートロウリュや、セルフロウリュができる施設が増えてきています。強烈なロウリュにより熱いというより痛いほどの熱波をくらうことも多くなってきました。
特に顔や耳などは敏感で、タオルで覆って防いだりしますが、薄いので防ぎきれないこともあります。
サウナハットを深くかぶり耳などを覆うことで防御力が格段に上がるので重宝します。
『スパメッツァおおたか』のドラゴンサウナ最上段はタオルを巻きつつサウナハットをかぶることでなんとか生き延びることに成功しました。
光を遮断し没入感・日射し避けとして
サウナ室では何も考えず瞑想してリラックスしたい人は多いと思います。明るいサウナ室では目をつむっただけだと光がまぶたを透けて明るさを感じてしまいます。
サウナハットを深くかぶることで光を遮って、より暗闇にいる感覚になって没入感が増します。
外気浴でも使え、インフィニティーチェアで横になっている時は、サウナハットで日差し避けとしても使えます。
ファッションとして気分を上げる
サウナはパンツすら履かないので、全裸ポーズするまでもなく全裸です。サウナハットはオシャレや個性を主張できる唯一のポイントと言っても過言ではありません。
今では個性豊かなサウナハットがいくらでも販売しているのでファッション重視としてかぶるのもありです。お気に入りのサウナハットをかぶることで気分も上げることができるでしょう。
サウナハット 5つの生地素材の特徴と選び方
本場フィンランドではウールで作られているサウナハットが主流ですが、日本ではさまざまな生地素材で作られています。
当然それぞれの生地素材には特徴があり、性能や扱いやすさが違います。自分がサウナで求めるもの、生活スタイルに合う生地素材を把握しておくことが後悔しないサウナハット選びにつながります。
以下に初心者におすすめのサウナハットや各種生地素材の特徴をガイドしました。
サウナハット所持数100オーバーの方に聞いてみた
サウナにしか興味が無いとおっしゃり、所持してるサウナハットは優に100個を超えるという強者『サウナハット(100 OVER)』さんという方がおられます。
参考までに『初心者におすすめのサウナハット』を聞いてみました。
初心者だったらお手軽なサウナハットがいいということで、洗濯も楽な今治タオルのサウナハットをおすすめされています。ご自身も今治タオルのサウナハットは多く所持しているとのことです。
これは自分も同意見でした。今治ブランドの高品質タオル生地を使用し、当然普通のタオルのように軽くて扱いも簡単だからです。ヘタるので観賞用とかには向かないとは思います。
ちなみに100 OVERさんの一番のお気に入りは、一番上の左から3番にある北欧製のサウナハットで、ミギーと呼んでいるそうです。
ほとんどアートです。超上級者になるとこういうサウナハットに行き着くんですね。
サウナハット生地素材比較表
一般的な生地の目安です。個々の製品によって異なる場合があります。
耐熱性 | 洗濯 | |
---|---|---|
ウール(フェルト) | (高い) | (基本不可) |
タオル地 | (普通) | (洗濯可) |
リネン | (十分) | (ほぼ洗濯可) |
化学繊維 | (十分) | (洗濯可) |
デニム | (十分) | (色移り注意) |
ウール(フェルト)
羊毛(ウール)を水分や熱、摩擦を加えて絡ませ縮ませてフェルト化した物をウールフェルトと言います。各種動物の毛のフェルトもあり。
本場フィンランドのサウナハットで主流の素材で、断熱性が高く、通気性、吸湿性もあるので汗などの湿気を調節し蒸れにくく、髪や頭皮を守れます。
少量の水なら弾く撥水性があるので汚れが付きにくく、防臭・抗菌効果もあり、ある程度洗わなくて清潔を保てます。
折りたたみができないタイプのものもあり、洗濯機で丸洗いすると型崩れや縮み、毛羽立ちが起こりやすいので、基本手洗い推奨です。
メリット | 断熱性が高い 通気性、吸湿性もあり蒸れにくい 撥水性、防臭・抗菌効果で汚れにくい |
デメリット | 基本手洗い 型崩れ縮み、毛羽立ちしやすい |
タオル生地
タオルに使われる代表的な素材は綿(コットン)で、吸水性に優れ柔らかい肌触りが特徴です。
タオル生地のサウナハットは、今治タオルブランドのサウナハットが多く販売されており、今治タオル工業組合が独自に定めた品質基準に合格したタオルのみブランドを名乗ることができます。
厚手にしてはいますが、タオル生地なので他の素材に比べて断熱性は低いですが、汗をよく吸い取り軽くてたためて洗濯機で丸洗いできたりと、気を使わなくていいので扱いが楽です。
初心者におすすめなサウナハットです。
メリット | 吸水性が高く汗を吸い取る 柔らかい肌触り 軽くてたためて扱いが楽 洗濯機で洗える |
デメリット | 他の素材に比べて断熱性が低い |
リネン
麻の一種で亜麻(あま)の茎から作られる天然繊維で丈夫でありながらも柔らかく、通気性・速乾性に優れています。また、その独特の風合いやサラッとした質感も魅力の一つです。
また吸湿性にも優れ、繊維が伸びにくく硬いので汗をかいても肌に張り付かず空気を通すため、蒸れを軽減する効果があります。
リネン素材は繊維の中に空気を含むことができるため、厚手のリネンの場合はある程度の断熱効果があります。
比較的シワになりやすいですが軽くてたためて、ほとんどの製品で洗濯機による丸洗いが可能です。
メリット | 通気性・速乾性・吸湿性により蒸れを軽減 サラとした質感 ある程度の断熱効果 軽くてたためて扱いが楽 洗濯機で洗える |
デメリット | 比較的シワになりやすい |
化学繊維
化学繊維とは石油系を原料とする主に『ポリエステル』や『ナイロン』のことです。吸湿性や吸水性が低い替わりに、空気をたくさん含ませることができるため、保温性に優れ外部の熱を遮断する断熱効果が期待できます。
化学繊維で主流なのはポリエステルで、メッシュ状のポリエステルを重ね断熱効果を高めている製品が人気です。
速乾性や撥水性があり軽くて強度にも優れています。シワにもなりにくく洗濯は丸洗いできて扱いやすいです。
メリット | 保温性に優れ断熱効果も期待できる 通気性・速乾性・撥水性がある 軽くて強度がある シワになりにくい 洗濯機で洗える |
デメリット | 吸湿性や吸水性が低い |
デニム
一般的には綿糸を使い、インディゴ染料で染めたタテ糸と染色してない白いヨコ糸を使用した肉厚の綾織りで、耐久性のある生地です。
綿なので吸水性や通気性もありますが、汚れが酷いと悪くなります。
インディゴ染色とデニムの織り構造によって一定の保温性があり断熱効果が期待できますが、裏地に他の素材を組み合わせて断熱効果を強化している製品もあります。
インディゴ染色の濃さによりますが色落ちするので洗濯には注意が必要です。ですが、色落ちによる風合いの変化を楽しめるのも魅力となっています。
メリット | 耐久性が高い 吸水性や通気性もある 一定の保温性があり断熱効果が期待 色落ちによる風合いの変化を楽しめる |
デメリット | 色落ちするので注意 |
厳選!おすすめサウナハットブランド
サウナハットの効果、生地素材ごとの特徴を紹介しましたが、それを踏まえて自分に合うサウナハットを見つけていきたいところです。
そこでサウナーならおそらく聞いたことがあるであろう有名サウナハットブランドを中心に、厳選商品を紹介します。ご購入の参考にしてみてください。
Tokyo Sauna
『Tokyo Sauna』はデザイン性・機能性に優れたモノを作り出す集団のアウトドアブランド『Tokyo Camp』が手掛けた、サウナハットブランドです。
このサウナハットは本場フィンランドでは主流になっている断熱効果が最も高いウール素材を使用、上質ななめらかな手触りの羊毛で、一般的なサウナハットよりも厚みがあります。
しかも通常ウール素材は洗濯できませんが、この商品は洗濯機で洗濯が可能です。(洗い過ぎ注意)
デザインも悪目立ちすることなく、かつオシャレで、アマゾンベストセラー1位なのもうなずけます。
素材 | 羊毛30% 人口毛70%(ウールフェルト) |
サイズ | 頭囲56cm 高さ23cm |
洗濯 | ネットに入れて洗濯機可(手洗い推奨) |
コンテックス 今治サウナハット
コンテックスは、サウナー御用達、各地のサウナ施設でも扱っているMOKUタオルを作っている会社です。
コンテックスには今治タオルブランド認定商品もあり、コンテックス製の今治タオルサウナハットということで、信頼性は折り紙つきです。
タオル生地なので肌触りがよく、軽くてたためて洗濯可能なので扱いが楽です。サウナハット初心者でもばっちり。
ポケットも付いているので剥き出しのロッカーキーを入れればアツアツになるのも防げちゃいます。
素材 | 綿100%(タオル生地) |
サイズ | 頭囲65cm 高さ27cm |
洗濯 | ネットに入れて洗濯機可 |
ALAGAMO
ALAGAMO(アラガモ)は、日本国内発のサウナハットメーカーで、全ての商品を日本国内の信頼できる工場でのみ製作し、確かな耐久度と被り心地を実現しています。
表は綿100%の生地で、裏は麻と綿が混合したコットンリネン、断熱性や通気性もあり、サラっとした触り心地もいいです。
独自のシルエットが特徴的で雰囲気がよく、男女問わず人気の商品です。
素材 | 表:綿100% 裏:綿50% 麻50%(コットンリネン) |
サイズ | 頭囲63cm 高さ22cm |
洗濯 | ネットに入れて洗濯機可 |
ベストサウナハット(BSH)
ベストサウナハット(BSH)と言えばメッシュサウナハットのパイオニアで、3重構造のメッシュを使い高い断熱性と通気性を兼ね備えています。
外側がハード、裏側がソフトのメッシュで6層にもなり断熱性ばっちり。かなり大きい仕様なので深くかぶれば顔も隠れるので、瞑想もしやすく強烈な熱波からも身を守れます。
世界で唯一のサウナハット専門店舗が下北沢にあります!
素材 | ポリエステル100%(化学繊維) |
サイズ | 頭囲70cm 高さ27cm |
洗濯 | ネットに入れて洗濯機可 |
古戦場
古戦場は岩手県にある人気のサウナ施設で、オリジナルサウナグッズも販売しており人気があります。
表がデニム、裏がフェルトになっているので断熱性はかなり高いと思います。目のあたりまで隠れ、折り返して使用も可。
特許を取っている側面にタオルを引っ掛けられる切り込みがあり、顔を覆うことも可能です。
何と言ってもデニムのインディゴ染めなので使い込む程に味がでるのが魅力です。
自分好みのサウナハットに育て上げましょう。
素材 | 表:綿100% (デニム) 裏 :毛75% ナイロン5%(フェルト) |
サイズ | フリー(目のあたりまで隠れる) |
洗濯 | 手洗い(色移り注意) |
コスパがいいおすすめサウナハット
IVROGNE
正統派フィンランドタイプの天然羊毛を使ったサウナハットです。自分が初めて購入したサウナハットはこれになります。
ウールによる断熱性の高さはもちろんのこと、撥水性が高く、抗菌・消臭効果で自然乾燥でもある程度清潔に保つことができます。
自分は何十回も使いながらとうとう1回も洗わずサウナハットを紛失しました。
ちなみに、サウナハットを忘れて取りに行った時、激カワ店員さんにドクロがカワイイと褒められた思い出のサウナハットです。
たぶん盗まれたと思いますが、盗んだ方、1回も洗ってないサウナハットは流石に汚いので返してください。
素材 | ウールフェルト |
サイズ | フリー(約22x22センチ) |
洗濯 | 手洗い |
DRACY
普遍的なフォルムで普段使いで仕様しても違和感のないデザインです。さりげなく『SAUNA』と書かれたロゴでサウナ感もアピール。
サラっとした素材で乾きやすさ十分、裏地があるので断熱性も強化されリバーシブルでもかぶれます。
しかも低価格なのに、同じサウナハットが2個のセットです。コスパ最強クラスのサウナハットだと思います。
雑に扱ったり無くしても、もう1個ある安心感。
素材 | ナイロン コットン |
サイズ | 頭囲58-60cm 高さ16cm(本体9cm+ツバ6cm) |
洗濯 | ネットに入れて洗濯機可 |
サウナハットお手入れ方法
素材ごとの手入れの目安です。陰干しとは直接日光の当たらない場所で干すことです。長持ちさせたいなら基本陰干しがいいですが、素材によっては天日干しでも問題がないかと思われます。
ウールは型崩れや縮み、毛羽立ちが起こるので基本手洗いです。
デニムはジーパンを洗う時と同じです。染料の濃度などによりますが、色移りするので基本単品で洗います。水洗いで裏返して洗うことで擦れや過度な色落ちが軽減できます。
洗う頻度 | 洗濯方法 | |
---|---|---|
ウール(フェルト) | 汚れが目立ったら | 手洗い/陰干し |
タオル地 | 毎回 | 洗濯 |
リネン | 毎回 | 洗濯 ※洗濯不可の製品もあり |
化学繊維 | 毎回 | 洗濯 |
デニム | 適度に | 洗濯/陰干し ※色移り注意 |
サウナハットに関する質問
まとめ
今回はサウナハットの効果、各種素材の特徴を解説しました。基本的にどのサウナハットでも一定の断熱効果は期待できます。
髪のダメージや、のぼせなどが特に気になる方は、ウールフェルトを選んだり、扱いやすさを重視するならばタオル生地を選んだりなど、生地の特徴を知った上で自分に合ったサウナハットを見つけられたらと思います。
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